google-site-verification: google6166a85729186420.html

ゆる読。

気が向いたときに小説やらの感想を残すブログ。ほっこり系、ミステリが主。

きれいなんだけど、引っ掛かりなく終わってしまった|『鏡の花』

あらすじ

もしも大切な人がいなかったら、どんな人生を送るのか? 身近な誰かが欠けてしまったパラレルな六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。緻密な構成が輝く、著者渾身の意欲作。(Amazonより) 

鏡の花 (集英社文庫)

鏡の花 (集英社文庫)

 

 

感想

道尾秀介さんの本は初めて読んだ。

6つの連作短編集で、

それぞれの短編で同じ顔触れの登場人物なんだけど、

「失われてしまった人」が異なる世界となっている。

 

どの作品でも、誰かの心の痛み、悲しみが美しい風景の描写とともに描かれている。

 

だけど、それ以上心にひっかかるものがなかったというのが正直な感想。

 

 

最終章では何かしらの救いが描かれているのかと思いきや、

どうもよく汲み取れなかった。

 

もっと人としての器を大きくしてから読み返したら

違った見え方になるのだろうか。

 

感想キーワード

  • 優しい
  • 美しい風景描写

 

お気に入り度

★★☆☆☆

 

こちらもおすすめ

 

 映画しか見たことがないが、

ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても面白かった。

裏稼業の人々が主人公だが

全体的にホンワカした雰囲気。