きれいなんだけど、引っ掛かりなく終わってしまった|『鏡の花』
あらすじ
もしも大切な人がいなかったら、どんな人生を送るのか? 身近な誰かが欠けてしまったパラレルな六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。緻密な構成が輝く、著者渾身の意欲作。(Amazonより)
感想
道尾秀介さんの本は初めて読んだ。
6つの連作短編集で、
それぞれの短編で同じ顔触れの登場人物なんだけど、
「失われてしまった人」が異なる世界となっている。
どの作品でも、誰かの心の痛み、悲しみが美しい風景の描写とともに描かれている。
だけど、それ以上心にひっかかるものがなかったというのが正直な感想。
最終章では何かしらの救いが描かれているのかと思いきや、
どうもよく汲み取れなかった。
もっと人としての器を大きくしてから読み返したら
違った見え方になるのだろうか。
感想キーワード
- 優しい
- 美しい風景描写
お気に入り度
★★☆☆☆
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映画しか見たことがないが、
ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても面白かった。
裏稼業の人々が主人公だが
全体的にホンワカした雰囲気。