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ゆる読。

気が向いたときに小説やらの感想を残すブログ。ほっこり系、ミステリが主。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

S&Mシリーズを何作か読んでいる人にだけおすすめする|小説「今はもうない」

森博嗣によるS&Mシリーズのうちの一作。 今回は、犀川はほぼ活躍しない(といいつつ、幕間や終盤にちゃっかりいい味を出しているが)、西之園家の持つ別荘地の隣の別荘で起きた殺人事件。 その別荘に遊びに来ていた紳士と、西之園のお嬢様が中心となって事件の…

優しさが大切な人を傷つける|小説『きらきらひかる』

アル中で躁鬱の症状を抱える妻・笑子と、ゲイの夫・睦月の話。 笑子と睦月はお見合いで出会い、すぐに互いに「スネに傷がある」ことに気づき、利害関係が一致した2人は結婚することになる。 2人は夜を共に過ごしたことはなく、お互いに恋人を作っても良いと…

普通と特別の間でもがくすべての大人たちに|小説『田舎の紳士服店のモデルの妻』

図書館で、たまたま見つけたタイトル <田舎の紳士服店のモデルの妻> ダサさと自尊心が絶妙なバランスで込められたその単語の組み合わせが妙に気になって手に取ってみた。 都会育ちで美人、やり手営業マンと結婚して専業主婦となった梨々子が、夫の地元に移り…

アンディとの宝物のような時間を見事にウッディの次の人生へ昇華させた|映画『トイストーリー4』

公開直後、ヤフーレビューが大荒れした、ということだけ小耳に挟んでいたことにより、もし自分もがっかりする内容がどうしよう。。。とずっと二の足を踏んでいた本作。 結論、 傑作でした。 いやもう、声を大にして言いたい。 トイストーリーは、4を持って結…

ベストオブ人生で一度は思いつきたいタイトル|小説『封印再度 who inside』

一度聞けば忘れないそのタイトル 封印再度 who inside 漢字と英字、読み方が同じばかりか、物語の主要な謎をそれぞれ表しておりまさに秀逸。 決して取り出せない鍵が入った壺、天地の瓢と、その鍵がないと開けることができない無我の匣。鍵はどのように取り…