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ゆる読。

気が向いたときに小説やらの感想を残すブログ。ほっこり系、ミステリが主。

アメトーーク「このツッコミがすごい!!」がすごい

今週のアメトーークは非常に良かった。いや良すぎた。

 

 

全ビジネスマンが見るべきものランキング第1位『キングダム』に並ぶくらい全ビジネスマンが見るべきであると思う。

 

 

「このツッコミがすごい!!」ということで、ツッコミ担当の芸人さんたちが、「すごい!!」と思うツッコミ芸人とその理由を紹介しあうのだが、すごい!とされる理由はそのツッコミの内容にとどまらず、間合い、手の位置、目線、声質まで、多岐にわたる。

 

加えて、いかに漫才というものが総合芸術なのかを示す一言が大吉先生から授けられていた。

 

「その漫才が面白いかどうかは、音を消していても分かる。」

 

不思議なことに、スベっている漫才とウケている漫才は、音を消していてもその漫才師たちの挙動で分かるというのだ。

 

 

いかに芸人さんたちが、日々研究を重ね、開発と試行を重ね、数多のスベリ散らした経験を重ねてあの舞台に立ち、笑いを生み出しているのかの片鱗を垣間見た。

 

 

 

 

自身が参加した直近の飲み会を振り返ってみてほしい。

 何について語っただろうか。そして何について語っていないだろうか。

 

日々忙しなく働く中で、これは誰かのために役立っているのか、自分の成長につながっているのかよくわからないまま、他者を見下したり、過去に縋りついたり、現実逃避することで何とか自尊心を保とうとしている日本人の、なんと多いことか。

そしてもちろん、自分もそのうちの一人だ。

 

 

 

 

アメトーークに立ち返ると、おじさんたちが、あんなに手ばなしで、同業他社というかライバルを褒めるという場面を、果たしてこれまで見たことがあるだろうか。「本当はこうなりたかった」と、涙交じりで告白する場面をみたことがあるだろうか。

 

 

他者へのリスペクトを語れる人は、それだけでリスペクトに値すると私は思う。きっとそういう人は、いい時も悪い時も、自分自身にも真摯に向き合う人だと思うからだ。

 

 

 

ありったけの酒を用意してもらって、延々としゃべり続ける彼らをもっともっと見たかった。